令和7年12月7日(日)先負

プロから教わるバスケの技
びんご福山デニックスが出前授業

 2日、福山を拠点に活動するプロバスケットボールチーム「びんご福山デニックス」の選手らが、国府小学校を訪れた。6年生約50人に、府中市では初となるバスケットボールの出前授業を行った。


 同チームは社会貢献の一環として、府中市の教育委員会を通し出前授業を申し出ていた。長谷川校長からオファーがあり実現した今回の出前授業には、ナイジェリアの代表選手のイファン・アンソニー・ココ選手や、同じくナイジェリア出身のヴィクター・ダミロラ・モハメド選手、全米大学リーグで活躍し、卒業後はヨーロッパで活躍していた〝NBAに最も近い男”ジュワン・ダイボン・パデュー選手など身長2m越えの外国人選手たちと、広島県出身の長本海斗選手、米澤信也ヘッドコーチの5人が参加した。

 授業ではドリブルやパス、シュートなどの基本動作を教わり、男女別で2つずつチームに分かれてミニ試合を行ったり、選手とのシュート対決を楽しんだりと、コートには笑顔があふれていた。

 同校ではバスケットボールは6年生の3学期に習うため、10人ほどがミニバスケットチームに参加したりしているものの、8割が初心者。ただ、昼休みなどでバスケットボールを楽しんでいる児童もおり、ルールにもすぐに馴染んだようだった。

 バスケットボールは全くの初めてという瀬戸田はなさんは「楽しかったけれど、体力を使う。シュートも難しかった。でも、選手達の教え方がめっちゃわかりやすくて、優しいし、なんでも詳しい。またバスケットをやりたい」と話し、以前ミニバスケットチームにいた梶尾大貴くんは「基本的な動作を教わったけれど、選手はシュートがすごく上手で、自分もああなりたいと思った。中学校ではバスケットボールをやりたい」と話していた。

 びんご福山デニックスは、2025―26シーズン中国・四国・九州SB2リーグで全勝優勝を果たしている。来年2月にある社会人リーグの最高峰SB1との入替戦で昇格を目指しており、28年にはBリーグ(ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)への昇格を目標にしている。


永年継続事業所は30事業所
府中商議所会員大会

 府中商工会議所(北川祐治会頭)の第23回会員大会が11月28日、ジーベックホール4階中ホールで開かれ、会員事業所の社員や市民ら約200人が参加した。

 挨拶に立った北川会頭は、来年商工会議所が設立80周年を迎えることに触れ、「まちづくりの当事者として行政に積極的に関わっていく」と、ふるさと納税を活用した税制基盤の強化、自動運転車両の導入、町の機能の再構築など抜本的な見直しについての提言、まちづくり基金を創設などを取り組むこととしてあげ、会員たちに協力を求めた。

 永年継続事業所表彰では、日本商工会議所会頭表彰として30事業所を表彰。創業120年の婦人服店パピー山政(府中町)の原佳代子社長が代表して表彰状を受け取った。4代目として事業を受け継ぎ、今年で4年目の原社長は「ひとえに皆様のおかげだと思っています。地域の方や関わってこられた全ての方へ感謝を申し上げたい。これからも地域のお客様に愛される店づくりに努めていきます」と話し、今回の表彰を報告したら両親がとても喜んでくれていた、支えてくれた家族に報告したいと目を潤ませていた。

 優良従業員表彰では41人を表彰。代表して化粧品用具製造の㈱パンジー(三郎丸町)で30年以上勤続する内田佳代子さんが表彰状を受け取った。内田さんは製品検査部門で働いており、「社長をはじめ会社の皆さんが優しく、時に厳しく見守っていただく中、30年勤めて参りました。感謝を申し上げます。これからも健康に気をつけて頑張って参ります」と決意を新たにした。

 ◇・◇・◇

 講演は、経済アナリストの森永康平さん(㈱マネネCEO)が登壇。「日本経済の現状と展望」と題して、現在の日本の「物価高騰」「人手不足」について、具体的なデータをもとにわかりやすく解説し、「人手不足、省人化にむけて日本の中小企業こそAIをうまく活用して省人化を進めるべき」と訴えた。


講演をする森永さん


【イベント情報】
クリスマスシーズン間近
県内のライトアップ情報

 クリスマスを前に、県内でも各地でライトアップイベントが開催されている。

◇ひろしまドリミネーション◇
 広島市の平和大通り一帯で、1月3日(土)まで開催中。時間は17時半~22時半。黄金色に輝く「シャイニングキャッスル」や、夢の遊園地「シークレットワンダーランド」など、”おとぎの国”をテーマにしたライトアップが展開されている。

◇みろくの里キラメキノセカイ◇
 
福山市のみろくの里で、1月12日(祝)まで開催中。時間は17時半~21時。LEDを250万球使用した中国地方最大級のイルミネーション。 
 ナイトパス大人2800円ほか。問合せは【電話】084―988―0001へ。

◇世羅高原キャンドルナイト◇
 
世羅高原 花の森で金・土・日・祝のみ開催中。時間は17時~21時。雄大な自然を活かした、幻想的な夜を楽しめる。
 入園料大人1200円ほか。問合せは【電話】0570―074―075へ。 


上下町出身のイラストレーターも!
若き3人が描くアートな世界

 上下歴史文化資料館1階エントランスで「重山轟の絆展」が1月31日(土)まで開かれている。上下町在住のイラストレーターしげもりさんと友人2人(いずれも20代)が、それぞれの名前をあわせた「重山轟」として初めてイラストを展示している。

 しげもりさんは上下中学校、上下高校で美術部に所属し、以来絵画制作を続けてきた。オリジナルキャラクターのほか、最近はVTuberやボーカロイドなどの二次創作イラストなども描いているという。

 3人は10年ほど前にインターネットを介して知り合い、SNSにイラストを投稿し合ったり、イベントなどで自費出版の本やイラストなどを販売したりしてきた。今回、経験のひとつとしてリアルな会場で展示会をやってみたいということになり、しげもりさんの中学時代の恩師が同館エントランスで展示していたことを思い出して同館へ持ちかけたところ、同館でも若者の創作活動を応援しようと申し出を受け、この度の作品展になった。

 しげもりさん以外の2人は町外のため、しげもりさんがひとりで作品を並べ、完成した時には「感動しました」と笑顔を見せていた。

 作品はいずれもA3サイズで23点。それぞれのオリジナル作品を中心に展示している。23点中10点がしげもりさんの作品で、フロア中央には冊子やアクリル製の小物なども展示している。

 「自分と同じように、イラストを描くことが好きな人に見に来てほしい。元気になってほしい。できれば創作好きな仲間と交流を持ちたい」と話すしげもりさん。こうした展示会を通して、「多くの人に作品を見ていただいて、新しい仕事につながったら嬉しいです」と話していた。

 時間は10時~18時で、最終日は午前中のみ。月曜日定休、年末年始の29日(月)~1月3日(土)は休館。問合せは同館【電話】62―3999へ。


12月7日(日)の休日当番医

内科…寺岡記念病院(新市町)【電話】52―3140/三島医院(新市町)【電話】51―2103
外科…中川整形外科医院(中須町)【電話】52―3033
上下町…府中北市民病院【電話】62―2211


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